定員:若干名
状況:見学受付中
採用試験日:個別に日程調整します
*亀田総合病院 脳神経内科 公式facebookページ*
脳神経内科は内科のsubspecialityではなく、本来は内科や外科、小児科、そして近縁の精神科や脳外科と並ぶ基本領域であり、総合神経学、脳卒中学、運動疾患学、てんかん学、神経変性疾患学、神経免疫学、痴呆・高次脳機能学、末梢神経学、筋肉病学、自律神経学などを包含しています。当科には40-50床の入院患者があり、外来の3-4室を担当しており、忙しい中で多様な症例に出会えます。最高の教師は患者さん自身であり、当科には予断なく病歴を取り、考えて診察し、検査計画を立て、治療と平行しながらことを進めていく本来の医療があります。また嚥下障害や呼吸不全などの全身管理も学べます。さらにリハビリスタッフやSWなどとともに社会医療の側面を学べます。教育面では、得意分野を持つ専門医が7名おり、回診や各種カンファレンス、院内や県内の研究会など学ぶ機会は十分にあります。研修後には神経内科専門医はもちろん、脳卒中、頭痛、神経生理などの専門医の道が開かれており、進路として当科スタッフ、海外留学、大学での研究など多くの方向性があり、さらにリハビリ担当医、神経生理検査医、外来専従医を含め、出産・育児にあたる女性医師にも働きやすい分野が多いです。
研修期間 | 2025年4月~ |
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研修方法 | 各プログラムにおける、3~5年の後期研修 |
応募資格 | 医師免許取得後2年以上の卒後臨床研修修了者または修了見込者 |
採用試験 | 個別に日程調整します 定員になり次第募集を締め切ります、お早めにご連絡ください |
出願書類 | a.専門研修申込書(顔写真) b.医師免許証(A4サイズに縮小コピーしたもの) c.推薦状(必須ではありません、書式自由) d.厚労省発行:臨床研修修了登録証コピー(卒後3年以上の方) 以下のいずれかの方法で提出ください ①メールにて出願する場合 a.専門研修申込書はPDFを開き、各項目に入力しファイルを保存します ※上記ボタンから開いたPDFに入力ができない場合は、一旦 保存(ダウンロード)してからデスクトップアプリで開いてください 保存したファイルと、顔写真(JPEG)、b.~d. の書類はPDFまたはJPEG形式にしてメールに添付してください ②郵送にて出願する場合 a.専門研修申込書はPDFを開き印刷したものに手書きし、顔写真を貼付します 作成した書類と印刷した b.~d. の書類を同封し郵送してください |
送付先 | ①メールの場合 E-mail:kouki-kenshu@kameda.jp または ② 郵送の場合 〒296-8602 千葉県鴨川市東町929 亀田総合病院 卒後研修センター |
選考方法 | 書類、面接により総合的に審査 |
お問合せ先 | 医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 卒後研修センター E-mail:kouki-kenshu@kameda.jp |
処遇 |
1.給与 年俸制:院内規定により支給 その他手当あり 2.有給休暇 10日/1年目 3.社宅 あり/家賃は給与天引き(約半額病院負担) 4.社会保険完備 |
その他 | 1)採用者に対しては、引越料金(限度額あり)を支給 2)研修修了者には修了証書を授与 3)研修終了後、改めて雇用契約を結び医員入職が可能 |
〒296-8602 千葉県鴨川市東町929 TEL:04-7092-2211(代)
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脳神経内科は「疾患」だけでなく「疾患をもつ人」に出会える働き甲斐と将来性のある分野だ
脳神経内科プログラム責任者 福武 敏夫
現代の医療は細分化され、臓器しか見ない医師が増えている。すなわち、患者の表情や心ではなく、血液検査結果や画像所見だけに捉われている。神経疾患は治らないと「けなされて」久しいが、それは主に運動障害が「目に見える」ことからきている(実は「治る」疾患も増えているのだが)。内臓の奥で進む「目に見えない」重度の心筋症や腎障害、肺気腫や肝硬変も同様に治らないのだ。iPS研究や遺伝学の進歩はこれらの治らない疾患に光明をもたらすだろう。ただ、医療の現実はそのような高速道路・新幹線の建設だけでは済まないひどい交通渋滞の中にある。当科ではその渋滞をきちんと整理できる医師を育てたいし、そこからモチベーションを得て研究に進む医師を支えたい。
<参考図書>
・福武敏夫:「神経症状の診かた・考えかた-General Neurologyのすすめ」(医学書院、2014)
・福武敏夫:「脊髄臨床神経学ノート-脊髄から脳へ-」(三輪書店、2014)
・平山惠造監修、小島重幸・福武敏夫・北 耕平:「カラーイラストで学ぶ神経症候学」(文光堂、2015)