医学生の皆さんへ
亀田の魅力
初期研修医 骨太プログラム 松井 賢治

自分もついこの前まで先輩方の文章をわくわくしながら読んでいたのを思い出します。初期研修1年を経て、現在感じていることを書かせていただきます。

■地域
南房総の中核病院であり、他の地域からも難病の患者さんが紹介されてくる、市中病院と大学病院のいいとこ取りをしたような恵まれた環境です。
鴨川市はサーフィンのメッカで、温泉宿の集まる観光地です。社宅からは太平洋と昇ってくる太陽を見晴らすことができ、夜は満天の星がきらめいています。休みの日は日帰りでも都内へ行けますから(脱鴨と呼ばれています)、普段は静かな環境で研修に集中するのも悪くないですよ。

■学びの場
各科のローテーションでは後期研修医とほぼマンツーマンの師弟関係となり、緊急入院対応・病棟管理から専門の最先端のエッセンスまで直に吸収でき、主治医からの手厚いバックアップもあります。上級医に先に指摘されたら負け、率先して問題に気づいて対応を考えて相談・報告を繰り返すことで少しずつできることが増えていきます。
2年目では内科外来研修があり、患者さんと全体的な視点から長期的に関わっていくことができるのも大きな魅力です。
比較的dutyが少なく、受け身でもなんとなくこなせてしまうため、ビジョンがない人には向かないとよく言われますが、それは学生のうちに将来の科を決めなければいけないという意味ではありません。働き始めてからも、目の前の多くのロールモデルに感化されながら、自分の理想を問い続けることではないかなと思っています。

■レジデントを囲む環境
レジ小屋(研修医オフィス)は1、2年目のデスクが混ざって、干渉はしないけれど気に掛け合っている、居心地のいい空間です。成長への意欲はお互いの言動から感じ取ることができ、当直に多く入る、文献を読みあさる、臨床研究やUSMLEの勉強をする、といった理想像に応じたプラスαに自然と取り組める環境です。
1年次の時は、最も身近な2年次も救急外来の場ではとても頼りがいがあり大きく見えます。ここにもロールモデルを見い出せます。
堂々とプレゼンする同期を見て焦りを覚えることもありますし、他職種とのディスカッションで自分の意見を求められたり、他科へのコンサルトで細かく突っ込まれたりと、襟を正す毎日です。

■最後に
実際に見学に来て初めて分かることも多いです。そこで感じた出会いや居心地の良さといったものを大事にして、病院を選んでもらえればいいのではないでしょうか。
縁があれば、亀レジの一員に加わってくれたら嬉しいです。お待ちしています。

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