プログラム紹介・募集要項

亀田総合病院 救命救急科専門医研修プログラム(基幹施設)

1.プログラム紹介と教育ポリシー

当院の救命救急センターはこれまでの救命救急科が主体の体制から、救命救急科、集中治療科、総合内科の3科がおのおのの専門性を生かしながら協力して急性期医療を行います。
つまり、救命救急科による北米型ER診療、集中治療科による集中治療、総合内科による入院治療とそれぞれの専門科がシームレスな関係で協力し、救命救急センターのコアとなり、さらに他の専門診療科の協力を得て、高度な救急医療を提供します。
研修は救命救急科、集中治療科、総合内科を中心にローテーションし、救急医としてのコアな臨床能力を養い、研修終了後にはER型救急センター、集中治療を中心とする救命センターなどすべてに対応できる救急医を育成します。さらに、研修期間中にラピッドカーによる現場活動や君津ドクターヘリのフライトドクター研修も可能です。さらに体制は整えば、外科系診療科と協力し外傷専門医の育成も目指します。
また、臨床研究も積極的に行い、研修期間での学会発表や論文作成を必須とします。

診療実績:(2014年度)
救命救急センター総受診者数:23,427名、救急車搬送:3,240名、ドクターヘリ搬送:152件、洋上または伊豆諸島など島しょからのヘリ搬送:16件

2.プログラム年数

2016年度採用は4年間、2017年度より新専門医制度への移行に伴って3年とします。
救急科専門医の取得にこだわらない3-6か月の短期フェローも随時募集します。

3.取得可能な専門医資格

救急科専門医、その後集中治療専門研修に移行できます

4.研修施設

4-1 基幹研修施設

亀田総合病院

4-2 関連研修施設

安房地域医療センター、塩田記念病院

6.プログラム概要

6-1 研修目標

すべての救急疾患に対応し、さまざまな状況に応じて救急診療ができる臨床能力を身につける。さらに、他科の医師と十分なコミュニケーションをとり、チームリーダーとして診療を行う能力を身につける。

6-2 研修方略

1)主要各科のローテーションにて研修

救命救急科24か月、集中治療科6か月、総合内科3か月、関連研修病院(安房地域医療センターなど)6か月、その他希望する診療科(院外研修を含む)9か月を基本とし、ローテーションする。(後期研修4年間の場合)
救命救急科は病棟を持たないため集中治療科にて集中治療を研修し、総合内科にて急性期から慢性期までの内科管理から、退院後を含めた社会調整について、最新のエビデンスに基づいて学ぶことができる。さらに、眼科、耳鼻科、皮膚科なども救命救急科ローテーション中に外来研修可能である。
将来ER型救急医を希望する場合や集中治療型救急医を希望する場合は個別に相談する。

(例)

 
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
1年目
救命救急科
総合内科
2年次
救命救急科
消化器科
関連研修病院
3年次
救命救急科
集中治療科
4年次
救命救急科
院外研修
整形外科

2)カンファレンス

モーニングカンファ
毎朝8:30から前日診療した患者をレビューする
ジャーナルクラブ
毎週土曜日に最新ジャーナルの抄読会を行っている
総合内科合同カンファ
現在は月1回の頻度で行っているが、今後は集中治療科、総合内科の合同カンファレンスを企画する
Dr. Moodyカンファ
外国人研修指導医による症例カンファレンスで毎週金曜13時から行っている。英語でのプレゼンテーションが習得できる。

3)off the job training

研修期間中にAHA-BLS、ACLS、PALS、JPTEC、JATECの受講を必須とする。希望すればインストラクターになること積極的に支援する。また、その他の講習会にも積極的に参加するよう支援する。

4)学会活動および参加

研修期間中に学会発表2回、論文1編を必須とする。積極的に支援する。

文責者名:救命救急科部長 不動寺 純明

救命救急センター(blog)

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