亀田メディカルセンターでは薬剤師レジデントのことを「TTSP」と呼んでいます。
TTSPとは、Transdisciplinary Transition Support Programの略称であり、職種を超えて横断的な教育を受けることで、臨床における幅広い知識と技術の習得を図り、病院内の様々な職種と連携してチーム医療において活躍できるプロフェッショナルスキルと高い倫理観をもった薬剤師の養成を目的としたプログラムです。
【研修期間】2年間
論文紹介(ジャーナルクラブ)、症例報告会、臨床メンター・学術メンターとのMeeting、大学・専門学校講師、学術発表などを行う。
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薬剤部セントラル業務研修 |
DI 研修 |
臨床 薬剤科 研修 |
他部署研修※ |
研修 まとめ |
※他部署研修: 栄養管理室、臨床検査室、看護部、医事課、画像診断室 リハビリテーション事業管理部、麻酔科
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各診療科研修 必須研修:感染症科(3カ月) 選択研修:呼吸器内科(1~2カ月)、救命救急科(1カ月)、集中治療・心臓血管外科(2カ月)、血液・腫瘍内科(2カ月) |
海外 研修 (選択) |
研修まとめ 学術発表 |
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薬剤部セントラル業務研修 |
DI 研修 |
臨床 薬剤科 研修 |
他部署研修※ |
研修 まとめ |
※他部署研修: 栄養管理室、臨床検査室、看護部、医事課、画像診断室 リハビリテーション事業管理部、麻酔科
4月 |
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各診療科研修 必須研修:感染症科(3カ月) 選択研修:脳神経内科(1~2カ月) |
在宅 事業部 研修 |
他施設研修※ |
海外 研修 (選択) |
研修まとめ 学術発表 |
※他施設研修:介護老人保健施設・家庭医クリニック・災害拠点病院 リハビリテーション病院・調剤薬局研修
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12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
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薬剤部セントラル業務研修 |
DI 研修 |
臨床 薬剤科 研修 |
他部署研修※ |
研修 まとめ |
※他部署研修: 栄養管理室、臨床検査室、看護部、医事課、画像診断室 リハビリテーション事業管理部、麻酔科
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
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感染症科研修 |
産婦人科研修 |
生殖 医療科 研修 |
NICU 病棟研修 |
小児科 研修 |
保険 薬局 研修 |
海外 研修 (選択) |
研修まとめ 学術発表 |
各診療科研修のうち必須診療科として感染症科に関しては、原則研修を実施。
その他海外研修を含む診療科および他施設に関しては選択として変更可能。
11期生TTSP 臨床薬剤科 脳神経内科担当 宇田川 雄也(千葉県出身)
当院の薬剤師レジデントプログラム(以下TTSP)は容易ではありません。
研修を通し、上位と、先輩と、他職種と、そして患者さまと向き合い、その度に試練が待ち受けています。しかしその試練を乗り越えた時、何事にも変えがたい知識や経験を得ることができます。
TTSPの特徴は、薬剤部のみならず他部署でも研修ができ、さらに初期研修医と机を並べて自己研鑽できることです。
様々な人と出会うことで、これまでの固定概念や価値観は大きく変わります。皆様がTTSPを通して成長し、当院で一緒に働く日を心より楽しみにしています!
14期生TTSP 浅野 可奈子(東京都出身)
私はTTSPとして2年間の薬物療法専門・がん専門薬剤師修練コースプログラムを終了し、2022年度から薬剤部に所属している3年目の薬剤師です。
当院のプログラムは柔軟性が高く、自分の興味に合わせて多くのことに挑戦することができます。また、他部署研修(栄養管理室、リハビリテーション科等)や診療科研修を通して幅広い視点を養うことができました。
みなさんも臨床で活躍できる薬剤師になれるように一緒に頑張りませんか。
亀田メディカルセンターでは2005年4月に、経営管理・臨床業務に堪能な薬剤師を育成するためのTTSP-PPR(Transdisciplinary Transition Support Program Pharmacy Residency,新人の過渡期を支援するプログラム:実務薬剤師レジデンシー)の2年間プログラムを導入し、あわせて海外の薬剤師レジデンシープログラムを参考にし、民間病院として国内初のプログラムを導入してきました。
Vision は世界に通用する薬剤師を育成するとともに、医師・看護師に劣らない倫理観の高い医療人としての薬剤師を輩出できる医療機関を目指しています。
Mission は医師看護師と共通言語を修得し、様々な問題点を個で解決に導くことができるリテラシー向上を中心としたレジデンシープログラムを完遂させることで、医師看護師の国家試験と比較しても圧倒的な薬力学と薬物動態学、薬剤経済学を他職種との共通言語(技術)を修得することで、医師への Recommendation のみならず医師が診断、 医師が薬物治療全てを薬剤師に任せることができるような薬剤師 (特定薬剤師)、患者家族の治療に対する意思決定に参画できる薬剤師を育成していきます。
近年少子高齢社会の中で、市町村レベルの地域包括ケア単位でどこでも活動できる薬剤師力が求められる中、亀田関連事業所を利活用した地域ジェネラリストプログラムを導入しました。亀田だからこそ可能な医療職間を超えた教育文化のもと、私たちと一緒に医療人として医師と肩を並べられる薬剤師を目指し、チャレンジする皆さんの応募を、お待ちしています。
(医療管理本部 薬剤管理部 部長 、亀田総合病院 薬剤部 部長 舟越 亮寛)
〒296-8602 千葉県鴨川市東町929 TEL:04-7092-2211(代)
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 薬剤部 鈴木正論
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