当院は2019年8月に「特定行為研修指定研修機関」として厚生労働省の指定を受け、2019年9月より研修を開始しています。特定行為には21区分が定められており、当院では、以下の18区分の研修が可能です。急性期医療や在宅医療を支える看護師の育成を目指しています。
研修期間は1年間(9月~8月予定)です。前半9月~1月に「共通科目」、後半2月~8月に「区分別科目」の研修を行います。当院での講義・演習・実習に加え、在宅でも受講可能なe-ラーニングを活用し、仕事と研修の両立を支援しています。
出産育児休暇中に、5区分13行為の特定行為研修を無事に修了することができました。 現在はICUで指導医のもと、担当医師が外来などで手が離せない時には、事前に治療方針などを協議し、患者さまの状態に応じて必要な特定行為を即時的に提供しています。より早期に人工呼吸器離脱に向けた援助などを行うことで、患者さまの回復やタスクシフトに貢献することができるようになったと実感しています。今後は更に、集中ケア認定看護師が持つ実践の役割に特定行為を活かしながら、スタッフ教育にも積極的に携わり、患者さまの急変予防や早期回復へ向けた看護ケアの提供などに力を入れていきたいと考えているところです。
育児とキャリア形成の両立は本当に大変ですが、その分やりがいも十分あると日々感じています。
(1期生 水上奈緒美)
当院の特定行為看護師研修を修了し、特定行為看護師1期生として、また今年から院内で発足されたPICCチームの一員として活動を開始したところです。
研修中はeラーニングで学習を進めながら、医師による講義を受け、ICUなどで臨床実習を行いました。共通科目で学んだことや、実習中に医師とディスカッションをしていく中で、医師が患者さまの状態をどのようにアセスメントし、治療に繋げているのかを改めて知ることができました。
特定行為看護師は、看護スキルと医学的視点を合わせた豊富な視点・技術を身につけています。
私は、“特定行為看護師だから気づける”、 “特定行為看護師だからこそできること” にこだわり、患者さまのニーズに合わせた特定行為を実践するとともに、看護師のジレンマを軽減できたらできたらと考えています。
また、一人でも多くの看護師に特定行為看護師を目指してもらえるよう、自分自身がロールモデルとなれるように頑張っていきたいです。
(1期生 岩井大作)
2019年9月7日に「特定行為看護師研修」を開講しました。現在は4期生23名が受講しています。皆多様な背景を持ち、チャレンジ精神に溢れるメンバーです。1年間の研修を通して学び、知識・技術を得て、患者さまに必要な処置と看護をタイムリーに提供できるよう、全力でサポートします。
(高度臨床専門職センター 飯塚裕美)
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