医学生の皆さんへ
case report: ついうっかり鴨川にとりつかれた24歳女性の1例
初期研修医 外科系プログラム 朝蔭 あゆ

人と同じじゃつまらない。
そんなことを考えながら病院選びをフラフラ楽しんでいたのがまるで昨日のことのように思い出されます。
私が亀田総合病院に始めて見学に来たのは、4年生になる直前の春休みでした。何やら千葉の端っこに面白い病院があるらしい、へぇー行ってみよう!くらいのかなりライト感覚で、あろうことか総武線直通外房線の鈍行で安房鴨川駅に降り立ち(この時点で首都との距離感にドン引き)、路線バスに乗ってやっとこさたどり着いたのを覚えています。
その後6年生のBSLで1ヶ月実習に来ましたが、力強く個性豊かな先生方(生き生きとお勤めになれる病院)、教育に対する病院全体の(時に暑苦しいほどの)熱意、「もうこのへんで大体いいんじゃないの?」とは誰も思っていない不滅の活気、そんなことを感じて採用試験受験を決めました。そして私の(半ば勢いだった)選択は間違いではなかったと確信しています。

勤め始めてみると、やはり学生として病院にいることとの違い、ギャップに苦しむことはありました。国試後の春休みで順調に初期化された脳みその塩梅に絶望したり、志望科のマイナス面を感じることも多々ありました。それはどの病院で研修したとしても必ずあることだと思います。
しかしここで研修している限り、そんなことで膝をついている暇はありません。研修医を大切に指導してくださる先生方をはじめ、看護師さん技師さんコメディカルの方々がたくさんいらっしゃいます。Going my wayのかっこいい亀レジ上がりの先輩方が、各科でブイブイ活躍なさっています。破壊力と創造力のある素晴らしい同期が、易きに流れそうな自分をちょっと乱暴に引き上げてくれます。ここは、目標を持って戦おうとしている人を、放ってはおかない環境なのだと思います。

さまざまな場所から、さまざまなモチベーションの研修医が集まるからか、プログラムがフレキシブルなのも魅力のひとつです。何になりたいかはわからない、でもこうありたい自分は決まっている、そんな人にとってもときめきのある研修になるのではないでしょうか。

電話口でのコンサルト→上級医に厳しいご指導を頂き、患者さんとおしゃべりしていたらラウンドの時間がなくなり、カルテの前で幽体離脱しかけて同期にどやされ、今まさに忘れていたオーダーを思い出して悪寒戦慄。
今日も今日とてそんな研修医生活ですが、つまり何が言いたいのかというと、
“鴨川でお会いできるのを楽しみにしています!!”

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