実り多い研修をするには、まず自分と向き合うことが最も大切だと考えます。
それは、亀田総合病院の研修がどんな方にとっても合うものかというと、必ずしもそうではないからです。「自分ってどの様な性格・個性をもった人間なのだろう」、「どんな診療科を希望しているのだろう」、「どんなペースで学んでいくのが合っているだろう」、「どんな環境（物質的環境、研修プログラム、先輩、同僚など）で働くことが向いているのだろう」、と問いかけてみてください。
医学部でのクリニカルクラークシップだけではまだ材料不足かもしれませんが、様々な病院を見学する中で、一度整理してみると良いと思います。自分自身を知ることは、初期研修開始後の自分のスタンスを決める上でも損はありません。素晴らしい研修は、「自分にあった、自分を伸ばせる病院かどうか」が大切で、それには自分のことが分かっていることが前提条件です。一般的に言われる有名病院が、必ずしもみなさんの研修にとって良い病院とは限りません。あとは、縁のある場所に導かれていくのだと思います。
当院での研修を希望される方は、ぜひ亀田総合病院に足を運んでいただいて、一言では伝えきれないこの雰囲気、環境を体感してみてください。どのような具体的な良さがあるかは、他の先生方の文章に譲りたいと思います。その上で当院を選んでくださるのであればありがたいですし、その上でさらに当院に縁があれば、きっと充実した研修生活になると思います。もちろん、「自分にあった病院を選ぶ」だけでなく、働き始めたら「病院に自分を合わせていく柔軟性」も時には重要な要素になります。困難を感じることはどの病院でも当然あると思います。しかし、それに関しては我々がバックアップしていくのでご安心ください。長い初期研修の歴史があり、厳しくも遠くから見守ってもらえている温かさや安心感がある病院だと感じています。
みなさんと一緒に働ける日を心待ちにしております。

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