医学生の皆さんへ
亀田レジデントへの期待
第19期生(平成19年卒業)泌尿器科後期研修医 越智 敦彦

詳しい病院の様子や研修のシステム、内容等はホームページで知ることができると思いますので、ここでは2年間亀田総合病院での初期研修を終えた一研修医の感想を、そしてこれから来られる研修医の方達にどのような期待を持っているかを書かせていただきます。

2年前の初期研修開始時の自分の姿を思い返してみると、亀田総合病院での初期研修の中での自分の変化というものを感じることができます。それは様々な面での成長だと思います。特に学生時代とは比べ物にならない膨大な情報の中で今自分がするべきことを見つけ出し、そしてその中から学ぶべきことを見つけ追求する。そんな姿勢を身につけることができたと思います。単にこれを知ったとかこれができるようになったなどの知識や手技を追求することだけでなく、社会の一員として医療という仕事に対する責任感を持つこと、そして医師として人の生死と向き合っていくことなどを多くの患者さま、ご家族、病院スタッフとの関わりの中で学びました。
亀田総合病院には自分の描く理想を達成しようと一生懸命な、熱意のある学生さんが多く見学に来ています。そんな中でよく受ける質問が「~はできるようになりますか?」、「~は教えてもらえますか?」といった内容です。私も学生時代病院見学をしたときにはそういう事に興味がありましたし、そういう視点で見学していました。ひとつひとつの質問に対し「できるよ。」とか「教えてもらえるよ。」など答えていますが、自分が満足できる研修を受けられるかどうかは、結局病院の研修システム云々によるものではなく自分自身の熱意次第だと考えています。亀田総合病院だけでなく他のどこの病院で研修しても自分の目標を実現できるかどうかは最終的には自分自身にかかっています。ただ、教えてもらおうという受け身の姿勢から脱却でき、責任ある行動の中で信頼を得て、自分自身で学ぶ場を積極的に築き上げることができれば亀田総合病院では自分の求めているものは十分に与えられる環境にあると私は実感しています。そういった点が私が亀田総合病院に来てよかったなと思う点です。「こうしたい、ああしたい。」と積極的に自分自身で学ぶ場を作っていく努力を惜しまなければ、むしろ楽しんで仕事の中で学んでいければ、目標とする自分に向かって近づける充実した初期研修期間を過ごすことができると私は考えています。

 「ここの研修はどうですか?」という質問もよく受けます。私は嘘偽りなく「楽しいよ。」と答えています。本当に心からそう思っているからです。楽しさ、辛さを共有できる仲間がいます。信頼できる先輩や頼もしいコメディカルがいます。仕事に対する充実感があります。学ぶ時間もあります。それぞれが自分自身の道を切り開いていき、そんな姿をお互いが見て刺激を与え合える仲間を待っています。

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