プログラム紹介・募集要項

亀田総合病院 集中治療科専門医研修プログラム

診療科の紹介

集中治療科は2013年4月1日に発足した新しい診療科です。内科・外科を問わず回復の見込みのある重症病態の管理を行います。集中治療専門医の部長および他2人の指導医(集中治療専門医と救急専門医)による24時間365日の指導のもと、研修医は日勤・夜勤のシフト制勤務で指導を受け、集中治療に要求される知識・技術を習得します(現在は6名のフェローが研修中です)。

プログラム年数

2016年現在、集中治療専門医資格の取得には、新制度と旧制度が混在しており、資格取得を目指す各人の背景によって専門医取得までの年数も様々です。従って、プログラム年数は個別に対応させて頂きます。特に新制度での集中治療専門医を目指す(2017年度以降に専門研修を開始する)場合には、基盤となる専門医の取得(例:麻酔科、救急科、総合内科)が前提となりますので、基盤となる専門医取得も含めたプログラムを個別に作成します。当科では、関連各科、特に救急科や麻酔科とは密にタイアップしており、専門医資格取得については個々人のニーズに合わせた柔軟なプログラムの提供が可能です。尚、集中治療専門医取得にはこだわらない3ヶ月~1年程度の短期フェローも随時募集しています。

後期研修プログラム概要

1.総合目標

集中治療専門医取得

2.研修の個別目標

各人のこれまでの研修内容、知識・経験も考慮し、各年度の目標を設定する。

・週間予定

水曜日(不定期) ジャーナル・クラブ
金曜日 米国医師による教育回診、オーラルプレゼンテーション指導

・教育および診療の責任者

林 淑朗(集中治療専門医、麻酔科指導医・専門医)

3.Learnig Strategy

・トレーニング方法 (On the job training)

研修医・フェローの指導に当たっては、今日の臨床エビデンスに基づくプラクティスを重視します。また、集中治療医には、様々な診療科の医師やパラメディカル・スタッフとチームとして働くことが要求されますので、プロとしてのマナーやコミュニケーション能力の習得も重視します。研修医・フェローは、指導医から重要な論文(最新のものとは限らず)を読むことを日常的に課され、ジャーナル・クラブを通じて論文の批判的吟味も学びます。また、後期研修医・フェローは集中治療科をローテートしてくる初期研修医に対する指導を行うことも期待されています。当集中治療科の研修では、集中治療専門医資格の取得を目指すのみならず、将来、集中治療領域のリーダーとなれるような人材育成を目指します。

・カンファレンス

当科では、敗血症や高齢者集中治療などをテーマに、科学的な方法論に立脚した複数の臨床研究を実施しています。壮大な研究とは言い難いですが、日常的な臨床的疑問に答えることで集中治療の進歩に貢献する可能性をもった研究が多く、研修医・フェローにも研修の一環としてデータの収集に協力してもらい、結果を発表することを勧めています。発表の場として、日本集中治療医学会総会および関東甲信越地方会では可能な限り演題を発表してもらっています。また、国際学会での発表や英文論文の執筆も強く推奨しており、そのサポートを行います。

4.研修終了後の進路

本人の希望により当科スタッフとして残ることも、他施設へ斡旋することも可能。海外留学を希望するものへは、部長の海外留学経験も踏まえ、研修中からそれに向けたサポートを行う。

文責者名:集中治療科部長 林 淑朗

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