医学生の皆さんへ
亀田総合病院での初期研修に興味を持っている医学生の皆さんへ
初期研修医 矢澤 聰

どの病院で研修するべきか?と、悩んでいた学生時代を思い出します。このページを見た医学生の皆さんも、きっと同じ様な悩みを持っている事と思います。この文章が少しでもお役にたてば幸いです。

「理想の研修病院など無い。」と、学生時代にある先生から言われたことがあります。充実した研修プログラム、豊富な症例数、アカデミズム、充分な給与、守られた労働環境、セクショナリズムからの脱却、実績、病院周囲の環境 等・・・、理想を満たす為の条件を上げれば切りがありません。存在する保証のない理想の研修病院探しに学生時代の貴重な時間を割く事は、いささか割に合わない気がします。重要なのは自分に適した研修病院を探す事、そしてその為に自己を分析してみる事だと思います。面接には自己紹介と志望動機が重要であるということは、コンセンサスの得られる所だと思いますが、「自分に適した研修病院探し」という姿勢はその点でも正しいと思います。本来、自己紹介(≒自己分析)と志望動機には必然的相関性があり、両者を結んだ延長線上にある病院こそ自分に適した研修病院であると思うからです。逆に、定評ある研修病院でも自分に合っていなければ充実した研修をすることは難しいでしょう。「マッチングはお見合いみたいなものだよ。」という、冗談半分の先輩の一言が、実はかなり本質をとらえているのかもしれません。

自分は大学のカリキュラム上、長期にわたる病院見学期間を確保する事が難しかったので、短い見学期間で多くの要素を包括的に判断することは不可能と考えました。そして、自分にとっての良い研修病院の条件として以下の二つに絞って考えました。

  1. 充分な症例数に触れる事ができる総合病院である事。
  2. 自分の目標となるような先輩研修医がいる事。

ポリクリ(Bed Side Learning)の外病院実習も合わせて7施設程見学しましたが、その中で亀田の研修医の先生が一番活き活きと研修している様に感じました。ほぼ毎日あるレクチャー、勉強会や、活発な症例検討会、そしてエビデンスとクリアなビジョンを持って日々の研修に積極的に取り組む先輩方は輝いて見えました。亀田の研修医の先生方と共に、明るく激しく切磋琢磨し合っていきたいと思ったのが志望動機のコアだと思います。 研修医として働き始めて10ヶ月近く経ちました。個性あふれる先生方、教育熱心な先輩方、優しいコメディカルスタッフに助けられながら楽しく研修しています。

Always say yes!!というフレーズは亀田総合病院のコンセプトの一つです。このフレーズにも代表される様に、これまでの実績に驕る事無く良いものは取り入れるという、変化を恐れない積極的な姿勢がこの病院の魅力の一つだと思います。それは我々初期研修医が日常研修で感じることが出来るレベルまで浸透しています。また、仕事からプライベートまで、先輩方との縦のつながり、同期との横のつながりが強いことも魅力です。2年目研修医が1年目にレクチャーを開いたり、同期で症例検討会や、輪読会を行ったりしています。また、食事に行ったり、飲みに行ったり、ドライブしたり、バーベキューを企画したり、温泉に行ったり、時には朝まで語り明かしたり・・・。個性的で、クリアなビジョンを持った人が多いので非常に刺激的です。この様な仲間と出会えた事もこの病院の魅力の一つなのかもしれません。おかげで楽しい鴨川ライフが送れている気がします。
豊かな自然に囲まれた鴨川に一度来てみてください。そして、琴線に触れる感覚があれば共に精進しましょう。この文章を読んだ人と、共に働く日が来る事を心待ちにしています。熱い情熱を持っている仲間と明るく激しく切磋琢磨していきたいと願っています。

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